2020年9月1日
TPCマーケティングリサーチ株式会社

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、円形脱毛症(重症例)の治療で医療機関(皮膚科・脱毛症(発毛)外来)を受診している18歳以上の男女280人を対象に、医療機関を受診するまでの経緯、現在(直近に)行っている(いた)治療法、薬物治療の実態や評価(満足度)、新しい治療薬(飲み薬、塗り薬)に対するニーズ等を探るためアンケート調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】

円形脱毛症の治療で医療機関を受診する前は、6割が何らかの対処を行っていた。
特に、「市販の専用シャンプーや育毛剤、頭皮マッサージ」で対処していた人が多い。

  • 円形脱毛症の治療で医療機関を受診する前の対処についてみると、280人全体では、「特に対処していない」人が37.1%となり、一方で何らかの対処を行っていた人は6割を超える(62.9%)。
  • このうち、何らかの対処を行っていた人では、「市販の専用シャンプーや育毛剤、頭皮マッサージで対処」が46.1%で最も多く、およそ半数にのぼった。次いで、「市販のお薬で対処」(28.6%)、「ストレス解消で対処」(19.3%)、「発毛・育毛サービスの会社を利用して対処」(16.8%)の順。
  • 男女別にみると、何らかの対処を行っていた人の割合は、男性が77.0%、女性が42.6%となり、男性の方がかなり高い。また、「市販の専用シャンプーや育毛剤、頭皮マッサージで対処」「市販のお薬で対処」「発毛・育毛サービスの会社を利用して対処」を回答した人の割合についても、男性の方が女性より15~30ポイント程度高くなっている。

現在(直近)における頭部全体の脱毛部分の割合では、半数が「25%未満」であった。
男女別にみると、“25%以上”の人の割合は、男性の方が17ポイント高い。

  • 次に、現在(直近)における頭部全体の脱毛部分(割合)としては、280人全体のうち半数(140人)が「25%未満」であった。次いで、「25~49%」が31.8%(89人)で続いた。
  • 以下、「50~74%」が11.1%(31人)、「75~99%」および「100%(全頭脱毛)」が3.6%(10人)となっている。
  • 男女別にみると、“25%以上”の人の割合は、男性が57.0%、女性が40.0%となり、男性の方が17ポイント高い。また、年代別にみると、20代以下が73.9%、30代が53.6%、40代が56.8%、50代が35.7%、60代以上が44.8%となり、20代以下が他の年代より高くなっている。

現在(直近に)行っている治療法を見ると、
「薬物療法(塗り薬を使用)」が61.4%で最多となった。

  • 現在(直近に)行っている治療法を見ると、280人全体では「薬物療法(塗り薬を使用)」が61.4%(172人)で最も多い。次いで、「薬物療法(飲み薬を服用)」が57.1%(160人)で続いた。
  • 以下、「薬物療法(ステロイドを脱毛部に局所注射(点滴は除く))」が21.1%(59人)、「冷却療法」が16.1%(45人)、「局所免疫療法」が13.6%(38人)、「紫外線療法」が11.4%(32人)、「経過観察」が8.2%(23人)であった。
  • なお、「その他」治療法は、2名いずれも「ステロイドパルス療法」を挙げている。
【調査要覧】
<調査対象>
円形脱毛症(重症例)の治療で直近1年に医療機関を受診している18歳以上の男女

<サンプル数>
280

<調査方法>
WEBによるアンケート調査

<調査エリア>
全国

<調査期間>
2020年7月

<資料名>
「患者調査シリーズNo.74 円形脱毛症の患者調査」
―重症患者における治療実態と満足度、新薬の受容性とニーズを探る―
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/pr310200116
発刊日:2020年8月21日   頒価:540,000円(税抜)

【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪府大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110

【本件に関するお問い合わせ】
フリーダイヤル:0120-30-6531

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