2020年1月7日
TPCマーケティングリサーチ株式会社

この程、TPCマーケティングリサーチ株式会社(本社=大阪市西区、代表取締役社長=川原喜治)は、変形性関節症の治療で医療機関を受診している40~80代の男女500人(男性241人・女性259人)を対象に、医療機関を受診するまでの経緯、痛みやこわばりなどの症状の程度(NRS、WOMACに準じた各症状スコア)、薬物治療の実態や評価(満足度)、新しい注射薬に対するニーズ等を探るためアンケート調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】

変形性関節症の症状がある部位では、全体の77.8%が「膝」と回答した。
特に、「男性」「70代以上」の割合が高かった。


  • 変形性関節症の症状がある部位では、「膝」が全体の77.8%で圧倒的に多かった。次いで、「股関節」が23.0%、「手の指」が8.4%、「首」が6.8%、「背骨(脊椎)」が6.6%、「肩」が5.4%、「足首」が4.2%、「肘」が3.8%、「手首」が2.6%、「足の指」が2.0%で続いている。
  • また、「膝」に症状がある人の割合は、男女別では男性(82.6%)、年代別では70代以上(91.8%)が最も高い。一方、「股関節」に症状がある人の割合は、男女別では女性(31.3%)、年代別では40代(33.9%)が最も高くなっている。

現在医師から処方されている薬剤の種類では、
「飲み薬」と「塗り薬・貼り薬」がそれぞれ全体の72.8%で最も多かった。


  • 現在医師から処方されている薬剤の種類を尋ねたところ、500人全体では、「飲み薬」と「塗り薬・貼り薬」を回答した人が同率となり、いずれも72.8%(364人)であった。
  • 以下、「関節内注射薬(ヒアルロン酸、ステロイド)」が45.6%(228人)、「座薬」が4.2%(21人)、「その他」薬剤が0.6%(3人)となっている。

既存の治療薬より効果の高い新しい注射薬が発売された場合、
“(ぜひ・やや)使用してみたい”とする人は全体の6割を占めた。
内訳をみると、「男性」「40代」で使用意向が比較的高かった。


  • 変形性関節症における痛みの症状に対する、既存の治療薬より効果の高い注射薬が発売された場合の使用意向では、「ぜひ使用してみたい」が全体の33.8%で最多となった。次いで、「やや使用してみたい」が27.8%、「どちらともいえない」が25.4%、「あまり使用したくない」が7.4%、「まったく使用したくない」が5.6%で続いている。すなわち、“(ぜひ・やや)使用してみたい”とする人は、全体の6割程度(61.6%)を占めている。
  • 男女別にみると、“(ぜひ・やや)使用してみたい”とする人は、男性が65.6%、女性が57.9%となり、男性の方が7~8ポイント高い。年代別にみると、40代が69.5%、50代が60.6%、60代が59.0%、70代以上が62.7%となり、40代で最も高かった。
  • このことから、新しい注射薬の使用意向は、「男性」「40代」において比較的高いといえる。
【調査要覧】
<調査対象>
変形性関節症の治療で医療機関を受診・服薬している40~80代の男女

<サンプル数>
500

<調査方法>
WEBによるアンケート調査

<調査エリア>
全国

<調査期間>
2019年12月

<資料名>
「患者調査シリーズNo.72 変形性関節症の患者調査」
―薬物治療の実態と満足度、注射薬に対する今後のニーズを探る―
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/pr310200107
発刊日:2019年12月26日   頒価:540,000円(税抜)

【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪府大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110

【本件に関するお問い合わせ】
フリーダイヤル:0120-30-6531

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