2020年3月5日
TPCマーケティングリサーチ株式会社
発症している症状の組み合わせは、「皮膚症状のみ」が59.1%で最も多い。
また、爪病変と骨関節症状の発症患者割合は、どちらも承認施設の方が高く、
非承認施設の2倍近くにのぼる。
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発症している症状の組み合わせをみると、521人全体では「皮膚症状のみ」が59.1%の308人で最も多かった。次いで、「皮膚症状+爪病変」が18.6%の97人、「皮膚症状+骨関節症状」が14.4%の75人、「皮膚症状+爪病変+骨関節症状」が7.9%の41人となっている。
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所属施設別にみると、非承認施設は承認施設より「皮膚症状のみ」の割合が15.0ポイント以上高い。
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また、爪病変と骨関節症状それぞれの発症患者割合をみると、全体では爪病変が26.5%、骨関節症状が22.3%となっている。すなわち、承認施設の方が各症状の発症患者割合は高く、いずれの症状についても発症割合は非承認施設の2倍近い。
光線療法及び薬物治療における各薬剤の使用患者割合では、
「ステロイド外用薬」が全体の96.2%で最も多い。
以下、「(活性型)ビタミンD3外用薬」が55.3%などで続いている。
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光線療法及び薬物治療における各薬剤の使用患者割合では、「ステロイド外用薬」が全体の96.2%にあたる501人で最も使用患者が多かった。以下、「(活性型)ビタミンD3外用薬」が55.3%の288人、「光線療法」が27.8%の145人、「ビオチン」が14.2%の74人、「グセルクマブ」が7.9%の41人、「エトレチナート」が6.1%の32人、「シクロスポリン」が5.6%の29人となっている。
光線療法及び薬物治療の満足度について、「①皮膚症状に対する効果」をみると
「シクロスポリン」のウエイト平均が1.09で最も高かった。
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光線療法及び薬物治療における主な薬剤の満足度について、ウエイト値に換算して平均値を集計したところ、「①皮膚症状に対する効果」では評価者全体で「シクロスポリン」のウエイト平均が1.09で最も高かった。次いで、「グセルクマブ」が0.93、「エトレチナート」が0.88、「光線療法」と「ステロイド外用薬」がともに0.67で続いている。一方で、「(活性型)ビタミンD3外用薬」と「ビオチン」はやや評価が低かった。
<調査対象>
直近3ヶ月間に掌蹠膿疱症患者を1人以上診療している皮膚科専門医 30名
[病院勤務医26名(うち、生物学的製剤承認施設24名)、開業医4名(うち、生物学的製剤承認施設1名)]
<調査ポイント>
・症状の発症経緯と日常生活で困っていること
・直近3ヶ月間の診療患者数
・皮膚症状/爪病変/骨関節症状の発症割合
・各症状に対する治療方針と治療選択
・光線療法・薬物治療の実態
・治療効果が不十分な患者割合
・光線療法・薬物治療の満足度・不満点
・新しい治療薬に期待するプロファイル
<調査方法>
電話/面談インタビュー調査
<調査期間>
2020年1月~2月
<資料名>
「ドクター調査シリーズNo.44 掌蹠膿疱症のドクター調査」
―光線療法・薬物治療の実態と満足度、アンメットニーズを探る―
http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/dr310200088
発刊日:2020年3月3日 頒価:880,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪府大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
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